ボーカル教室 Divaluxe 渋谷校

ボーカル教室 Divaluxe 渋谷校です。

【お悩み相談室】ボイストレーニングって何からすればいいの?vol.2

みなさんこんにちは、ボーカルスクールDivaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐です。

 

さて、ボイストレーニングって何からすればいいのか、この疑問に対して、あなた次第と回答させていただきましたが、ここからはその続きのお話をしていきます。

 

あなた次第、問題解決の手法に当てはめて、あるべき姿と現状のギャップを埋める、これがボイストレーニングだとご説明しましたね。

 

つまりはボイストレーニングをする前に、何をしたいのか、そこを明確にするとよいと、こういうわけになります。

 

例を示すとわかりやすいでしょうか?

 

あるべき姿、目標:高い声を出したい

現状:地声の力が強く、裏声がほぼ出ない

ギャップ:あるべき姿に近づくためには裏声の力が足りない

 

みなさんの声をきいて現状を把握し、目標とのギャップを判断し、トレーニングを行っていくのですね。

 

と、ここまで目標を持つことの大切さをお話してきましたが…

 

もちろん、なんとなくのぼんやりとした目標だけでもボイストレーニングは出来ますから、安心してください。

 

ここからは目標の有無にかかわらず、みなさんに共通して行っていくボイストレーニングについてお話していきます。

 

現代人に不足しがちな力は共通しています。

 

ここはボイストレーニングで鍛えていく必要があります。

 

これは目標の内容に限らずトレーニングを行う場合がほとんどです。

 

例えていうと、日常的に鉄分不足の方に鉄分を取れる食品を処方すると、こういった具合と同様です。

 

それは

喉頭懸垂機構の開放→柔軟で安定した足場枠の形成、Scafolding

②裏声、伸展する力の強化

 

この二点は多くの方に不足している力ですから、みなさん共通してボイストレーニングを行っていく内容になります。

 

これの詳しい内容についてはまた次回お話していきますね、本日はここまで。

 

ボーカルスクールDivaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐でした。

 

ボイストレーニングをやったことがないのですが、何をしたら良いか→伸展させる

【裏声で伸展させる方法】

前回ボイストレーニングをやったことがないのですが何をしたら良いですか?の記事で

喉を痛めない為にまずは裏声で伸展させる事というのを書いたのですが

今回は具体的な方法について書いていきます。

皆様がイメージしている【裏声】は

合唱やオペラ、阿佐ヶ谷姉妹さんが歌う歌等

の声のイメージではないでしょうか?

実はその裏声にも、地声の成分は入っております。

伸展させる為には、

純粋な裏声(ピュアファルセット)と、地声に

分離させていき

ピュアファルセットで伸展させていく事をしていきます。

ピュアファルセットは

溜息をする時の様に

沢山息をはきます。

合唱で使うような裏声にならないよう、

沢山息漏れさせて下さい。

歌う時息漏れってNGなんじゃないの?こんな息漏れさせて大丈夫かなあ、、と思う位ここではやって大丈夫です。

温泉等に浸かっている時(いいゆだなぁ)という様な気持ちになっている時に出る声をイメージして頂けたらと思います。

純粋な裏声 と 地声

に分離することにより、伸展させる事が出来ていきます。

🌼読んで頂き有難う御座います🌼

腹式呼吸と丹田呼吸 ※毒舌

最初に言っておきますが、少し毒舌です。

心臓が弱い方は読まないでください。

ある生徒さんが前の先生に腹式呼吸を教えてもらった時の話が衝撃的だったのでここに綴ります。

しかもこの先生というのがまあまあ有名なトレーナー。

先生『はい、丹田に手で作った三角形を置いて』

生徒さん『丹田はどこにあるのでしょうか』

先生『へその下、お腹の下あたり』

生徒さん『わかりました、こうでしょうか?』

先生『そうです。そこに丹田があります。息を吸ったらここを膨らませて、息を吐いたらここを凹ませて』

生徒さん『わかりました!やってみます!』

という感じのレッスンを数回受けたのですが、だんだん体も硬くなり、声もでなくなっていったそうなのです。そこで、体、声のことを相談してみたところ、『まだ丹田を感じれていないからだ』と言い返させてしまって、レッスンにいくのが嫌になってしまった。怖くなってしまった。その後、嫌々通っているうちに腰を悪くしてしまい、ヘルニアにまでなってしまったそうです。声も嗄れやすくなってしまったと、、

お金払って、体壊すというのは、やぶ医者にいくのと同じです。もっとひどい行為かと思います。先生自身とんでもないことをしてる認識がなかったら、もう救いようがありません。

いつの時代にもどうしようもない先生はいますが、この先生は本当に底辺の先生であると私は思うわけであります。本当に許し難い。

なぜそうなのかをゆっくり解説してゆきたいと思います。

腹式呼吸はもともとの発祥はフランス、時期は19世紀半頃。生理学的な話。

丹田呼吸はもともとの発祥は東アジア、時期はすこぶる古い。サトルボディ的な話。

になります。

腹式呼吸を教えている時に、丹田を持ち出すのは、フランス料理のお店いったのに、中華料理がでてくるみたいなものです。逆にチャーハン、ラーメン食べたかったのに、フランス料理でてきたらどうしますか?しかもそれが正しいんだと先生に言われつづけたら信じてしまいます。

数回のレッスンの中で、そんな簡単に丹田を感じる、本物の丹田呼吸等ができるわけがありません。本当にみつけることができたのなら、それはものすごい歌に影響をあたえるかとは思います。

息を実際吸った時に、腹を膨らませては百歩譲って良しとしますが、息を吐いた時に、腹を凹ませるのは腰が変に曲がる可能性がだいぶ高い。これを変にやらせた結果体も硬くなって、最終的にはヘルニアにまでなったわけなので、かなり不自然な動きを強いられていたということになります。

しかも、ここが一番最悪なのですが、生徒さんが勇気をだして、先生に相談したのに、『丹田を感じれていないからだ』と言ったところ。

自分の指導が間違っているのではないかとか、この生徒さんには別のアプローチがあるかもしれないとか、先生であるならば考えることをしなければいけません。

それなのに、この先生は生徒さんがヘルニアになるまで、やらせ続けた。

ヘルニアになったことを告げたらなんて言ったと思いますか?

『腰悪いんだったら先に言ってよーーー』

えええええええええええええーーーーーー

嘘でしょ・・

【お悩み相談室】ボイストレーニングって何からすればいいの?

みなさんこんにちは、ボーカルスクールDivaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐です。

 

本日はタイトルの件、ボイストレーニングって何からすればいいの?という疑問にお答えしていきます。

 

楽器などの練習においても多い悩みですよね、「上手くなりたいけど何から練習したらいいのかわからない!」

 

結論から申しますと、何からすればよいのかはあなた次第!ということです。

 

どういうことか、といいますと…少々ビジネス的な用語を使ってご説明しますね。

 

これは1種の「問題解決」なのです。

 

まず、あなたがボイストレーニングをしたい!と思う理由は何でしょうか?

 

・よくわかんないけどもっと上手に歌えるようになりたい!

 

・リズムよく歌いたい!

 

・もっと音域を広げたい!高い声を出したい!

 

・深い声を出せるようになりたい!

 

・ノイズ発声を出来るようになりたい!仮声帯を使いたい!

 

様々な悩みがありますよね。

 

みなさん、ボイストレーニングをしたいと思う理由は当然人それぞれかと思います。

 

これはみなさんにとっての目指す姿、目標、これは問題解決の手法においては「あるべき姿」と表現します。

 

そして、ボイストレーニングをしたいと考える理由が人それぞれであるのと同様に、みなさん個人のレベルも違いますよね?

 

普段の喋り声の高さ、低さ、太さ、細さ、

質、歌の得意不得意、音程は取れるか、リズムはとれるか…

等々、個人によって違いがあります。

 

これはみなさんの「現状」に違いがあるということです。

 

そしてみなさんはこの「あるべき姿」と「現状」にあるギャップ、これを埋めたいわけです。

 

それを埋めるのがボイストレーニングというわけですね!

 

さて、長くなってしまいましたし、本日はここまでとします。

 

また次回このお話の続きをしますので、お楽しみに!

 

以上、ボーカルスクールDivaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐でした。

【お悩み相談室】裏声でボイトレをしていると少し恥ずかしくて集中できません

今週のお題「爆発」

 

みなさんこんにちは、ボーカルスクールDivaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐です。

 

本日はご相談いただいた件でお話していきます。

 

ボイトレをしていると恥ずかしくなってしまうとのことでした。

 

特に裏声、少し変わった声(おそらくアンザッツ5等のことを指していると思われる言い方でした)で恥ずかしく感じるとのことです。

 

以前男性の方で裏声を出すことを恥ずかしく感じる方がいらっしゃるという話をしましたが、こちらの方は女性です。

 

これについてですが、おそらくアンザッツの5番などは普段出す声ではない点が影響していると考えます。

 

特にアンザッツの練習では可笑しくて笑ってしまうという方は良くいらっしゃいます。

 

確かに最初はびっくりされるかと思いますが、この練習において大事なポイントは「やり切る」ことです。

 

どういうことかと申しますと、恥ずかしいという感覚で声をセーブするのではなく、トレーナーの方がやっている声を本気で物まねしてみるということです。

 

なぜ必要なのか、それはここをやり切ることでより強度が高く効率の良い練習ができるためですね。

 

恥ずかしくて声をしっかり出せないと、どうしても喉頭の動かし具合にセーブがかかってしまい、求めている練習にならない場合があります。

 

恥を捨てて集中して思い切りやること、これが出来るとこれまでの感覚とは違った感覚を得られ、1ステップ上がることが出来ます。

 

ええいままよ!と、気持ちを爆発させ、思い切って声を出してみましょう。

 

自分の想像していた以上の声が出たり、喉が解放される感覚が得られると思います。

 

根性論になってしまい申し訳ありませんがそのような気持ちで臨んでみると新たな世界が開けると思いますので、是非トライしてみてください。

 

以上、ボーカルスクールDivaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐でした。

 

 

【お悩み相談室】口呼吸ってダメなんですか?

みなさんこんにちは、Divaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐です。

 

本日はご質問のあったタイトルの件についてお話します。

 

結論から言いましょう、口呼吸はなるべく避けるようにしましょう。

 

もちろん、素早く空気を取り込む必要があるシチュエーションにおいては自然とみなさん口呼吸になると思います。

 

例えば水に顔を付けて息を止めて、苦しくなって外に顔を出しました、とすると口呼吸で最初は息を吸うのではないでしょうか。

 

これは自然なことですので、これについては問題ありません。

 

さけなければならないのは、平常時の口呼吸です。

 

これはいくつか問題があります。

 

まずは口腔内の乾燥です。

 

声帯はそれ自体を潤す機能を備えていません。

 

また、水を飲むことで一時的に潤った気がする方もいらっしゃるかもしれませんが、声帯に水がかかってくれることはありません。

 

声帯に水がかかっていたら肺の方に入っていく可能性がある危険な状態ですし、喉頭蓋が閉じることで気道側には来ず、食道側に運ばれるのです。

 

では一体どう潤されるのか、それは周囲の粘膜、口腔内の唾液等の水分が存在している状態ですと自然と潤うのです。

 

鼻呼吸の場合、鼻を通った空気は温められ、また水分量も多い状態になります。

 

湿度が上がっている状態ということですね。

 

口呼吸の場合、鼻呼吸と比べ外気との接触も多くなり、口腔内の乾燥を招きます。

 

このように乾燥することで、湿度が上がり切らず、声帯が乾燥してしまうということですね。

 

なんとなくイメージ伝わったでしょうか?

 

次回も同じテーマについて少しお話しますので、お楽しみに。

 

以上、Divaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐でした。

【モノマネボイトレ】アンザッツ5「タケシ、立て!」

みなさんこんにちは、Divaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐です。

 

本日はモノマネボイトレのご紹介。

 

今回はお芝居形式ではなく、少し早口言葉のような形です。

 

声の出し方はアンザッツの5、

 

喉頭(のど)を上げた状態で出す裏声。

 

そしてメンタルコンセプト、すなわちモノマネするイメージとしては「初めてのチュウを歌うコロ助」です。

 

(ネムレナイヨール~♪ですね)

 

そのような声の出し方で、セリフはこれです。

 

「タケシ、立て!」

 

ボクサーであるタケシを応援するような気持ちで、

 

読み上げる際は

・読点を意識せずに続けて

・3回立て続けに

・早口でまくし立てるように

・必ず裏声で

 

難しくて噛んでしまうという方は最初は噛まないペースで、まずは1回ずつ確実に言ってみましょう。

 

そして慣れてきたら続けて言うように。

 

以前お話したプレフォナトリーチューニングを用いて裏声の強化を狙った練習になります。

 

裏声を強化したい方、普段声があまり出せていない方、高い声を出せるようにしたいという方に有効な練習となりますので、ぜひトライしてみてください。

 

以上、Divaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐でした。