ボーカル教室 Divaluxe 渋谷校

ボーカル教室 Divaluxe 渋谷校です。

腹式呼吸と丹田呼吸 ※毒舌

最初に言っておきますが、少し毒舌です。

心臓が弱い方は読まないでください。

ある生徒さんが前の先生に腹式呼吸を教えてもらった時の話が衝撃的だったのでここに綴ります。

しかもこの先生というのがまあまあ有名なトレーナー。

先生『はい、丹田に手で作った三角形を置いて』

生徒さん『丹田はどこにあるのでしょうか』

先生『へその下、お腹の下あたり』

生徒さん『わかりました、こうでしょうか?』

先生『そうです。そこに丹田があります。息を吸ったらここを膨らませて、息を吐いたらここを凹ませて』

生徒さん『わかりました!やってみます!』

という感じのレッスンを数回受けたのですが、だんだん体も硬くなり、声もでなくなっていったそうなのです。そこで、体、声のことを相談してみたところ、『まだ丹田を感じれていないからだ』と言い返させてしまって、レッスンにいくのが嫌になってしまった。怖くなってしまった。その後、嫌々通っているうちに腰を悪くしてしまい、ヘルニアにまでなってしまったそうです。声も嗄れやすくなってしまったと、、

お金払って、体壊すというのは、やぶ医者にいくのと同じです。もっとひどい行為かと思います。先生自身とんでもないことをしてる認識がなかったら、もう救いようがありません。

いつの時代にもどうしようもない先生はいますが、この先生は本当に底辺の先生であると私は思うわけであります。本当に許し難い。

なぜそうなのかをゆっくり解説してゆきたいと思います。

腹式呼吸はもともとの発祥はフランス、時期は19世紀半頃。生理学的な話。

丹田呼吸はもともとの発祥は東アジア、時期はすこぶる古い。サトルボディ的な話。

になります。

腹式呼吸を教えている時に、丹田を持ち出すのは、フランス料理のお店いったのに、中華料理がでてくるみたいなものです。逆にチャーハン、ラーメン食べたかったのに、フランス料理でてきたらどうしますか?しかもそれが正しいんだと先生に言われつづけたら信じてしまいます。

数回のレッスンの中で、そんな簡単に丹田を感じる、本物の丹田呼吸等ができるわけがありません。本当にみつけることができたのなら、それはものすごい歌に影響をあたえるかとは思います。

息を実際吸った時に、腹を膨らませては百歩譲って良しとしますが、息を吐いた時に、腹を凹ませるのは腰が変に曲がる可能性がだいぶ高い。これを変にやらせた結果体も硬くなって、最終的にはヘルニアにまでなったわけなので、かなり不自然な動きを強いられていたということになります。

しかも、ここが一番最悪なのですが、生徒さんが勇気をだして、先生に相談したのに、『丹田を感じれていないからだ』と言ったところ。

自分の指導が間違っているのではないかとか、この生徒さんには別のアプローチがあるかもしれないとか、先生であるならば考えることをしなければいけません。

それなのに、この先生は生徒さんがヘルニアになるまで、やらせ続けた。

ヘルニアになったことを告げたらなんて言ったと思いますか?

『腰悪いんだったら先に言ってよーーー』

えええええええええええええーーーーーー

嘘でしょ・・