マニアック注意報 内喉頭筋 外喉頭筋
代表の角田紘之です。
CT(cricothyroid):
日本語名称-
輪状甲状筋、
前筋
神経系統-
迷走神経、上喉頭神経外枝支配
概要-
裏声系の筋肉。
声帯靭帯(弦みたいなもの)の伸展を司る
クレバーな筋肉。
地声系の筋肉の中では、PCAとの関連が深い。
すごく簡単にいうと、
声帯が伸びて、高い音がでる
効能-
高い声、音程調節、ピッチ感、喉の機能回復、滑舌、声嗄れを防ぐ、疲れにくい声
TA(thyroarytenoid):
日本語名称-
声帯筋(内甲状披裂筋+外甲状披裂筋、内筋+外筋と言ったりもする)
神経系統-
迷走神経、反回神経支配
概要-
地声、収縮を司るダルな筋肉
効能-
内筋-声の覚醒
※ただし、外喉頭筋、喉頭懸垂機構が自由にならないことには作動しない。
外筋-低い声、ベースの声、ホイッスル、フラジオレット、超高い声
すごく簡単にいうと、
声帯が縮んで、低い声がでる。
PCA(posterior crico-arytenoid):
日本語名称-
後輪状披裂筋、後筋
神経系統-
迷走神経、反回神経支配
概要-
外転を司る筋肉
地声系の筋肉、CTとの関連が深い。
効能-
裏声、声帯靭帯(弦みたいなもの)の伸展、高い声のサポート、閉鎖緩和、緊張緩和。
すごく簡単にいうと、
声帯同士が開きながら、伸びるのを助ける。
LCA(latelal crico-arytenoid)
日本語名称-
外側輪状披裂筋、側筋
神経系統-
迷走神経、反回神経支配
概要-
地声系の筋肉、声帯閉鎖を司る筋肉
効能-
音量、響き、倍音増大
すごく簡単にいうと、
声帯同士がくっついて、倍音がたくさんでる。
IA(interaritenoid):
日本語名称-
横披裂筋、斜披裂筋
神経系統-
迷走神経、反回神経支配
概要-
地声系の筋肉、声門閉鎖を司る筋肉
効能-
音量、響き、倍音増大
喉頭蓋との関係も深く
シンガーズフォルマントとの関係もある(斜披裂筋)
すごく簡単にいうと、
声門同士がくっついて、さらに倍音がでる。
TH(Thyrohyoid)
日本語名称-
甲状舌骨筋
こうじょうぜっこつきん
神経支配-
舌下神経からC1の前枝
概要-
甲状軟骨の引き上げ、舌骨の下制
効能-
LCAとIAを強力に活性化させる
すごく簡単にいうと、
声帯、声門を閉じる筋肉を強力に活性化させる。
SP(stylopharyngeal):
日本語名称-
茎突咽頭筋
神経支配-
舌咽神経支配
概要-
茎状突起から中咽頭、上咽頭の間に付着し、喉頭を引き上げ、咽頭を拡張。甲状舌骨筋とも関連が深いと言われている。
効能-
すごく簡単にいうと、
声帯、声門の閉鎖が程よく助け、喉が開く。
PP(Palatopharyngeal):
日本語名称-
口蓋咽頭筋
神経支配-
迷走神経、咽頭神経叢
概要-
甲状軟骨、喉頭を引き上げ、軟口蓋を下げる。口蓋弓を狭くする。SP、茎突咽頭筋と関連が深い。
効能-
LCA、IAを程よく閉鎖。
すごく簡単にいうと
声帯、声門の閉鎖を程よく助ける。鼻腔が響く感じになる。
PG(Palatoglossus)
日本語名称-
口蓋舌筋
神経支配-
迷走神経、咽頭神経叢
概要-
軟口蓋を下げて、口蓋弓を狭くする。
効能-
内喉頭筋としての直接的な作用ナシ。
TVP (Tensor veli palatini):
日本語名称-
口蓋帆張筋
神経支配-
三叉神経第三枝の下顎神経、内側翼突筋神経
概要-
口蓋帆挙筋に対抗しつつ、軟口蓋を張る、緊張させる。耳管の解放。通称、耳抜き筋
効能-
内喉頭筋としての直接的な作用ナシ。
LVP(Levator veli palatini):
日本語名称-
口蓋帆挙筋
神経支配-
迷走神経、咽頭神経叢
概要-
口蓋咽頭筋及び口蓋舌筋が弛緩してる時は、軟口蓋を挙上させ、収縮しているときには、軟口蓋を緊張させる。
効能-
内喉頭筋としての直接的な作用ナシ。
ST(sternothyroid)
日本語名称-
胸骨甲状筋
神経支配-
舌下神経、頸神経ワナ、C1〜C3
概要-
甲状軟骨の引き下げ、輪状甲状筋の拮抗筋とも言われており、拮抗が上手くされない場合には、内甲状披裂筋が代理を務めたりする。輪状咽頭筋とも関連があると言われている。
効能-
CT、PCAの安定、TAの活性化。
すごく簡単にいうと、
裏声の筋肉と綱引きをし、程よく地声を活性化。
SH(Sternohyoid):
日本語名称-
胸骨舌骨筋
神経支配-
舌下神経、頸神経ワナ、C1〜C3
概要-
舌骨、舌の根本を下方へ、甲状軟骨を間接的に下制。披裂間筋群の収縮。
効能-
LCA、IAを程よく活性化。
すごく簡単にいうと、
声門閉鎖を程よく助ける。
OH(Omohyoid):
日本語名称-
肩甲舌骨筋
神経支配-
舌下神経、頸神経ワナ、C1〜C3
概要-
舌骨、舌の根本を下方へ、胸骨舌骨筋の収縮、甲状軟骨を間接的に下制。披裂間筋群の収縮。
効能-
LCA、IAを程よく活性化。
すごく簡単にいうと、
声門閉鎖を程よく助ける。
アンザッツ1
TA少+LCA高+IA高
アンザッツ2
TA中+LCA中+IA少
アンザッツ3a
TA高 +LCA少+IA少
アンザッツ4
CT高+PCA高+LCA中+IA少
アンザッツ5
CT高+PCA高+LCA高+IA高
アンザッツ6
CT高 +PCA高 +LCA中+IA中