【お悩み相談室】どういう音程でボイストレーニングしたらいいの?
みなさんこんにちは、ボーカルスクールDivaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐です。
さて、本日はご質問をされることが多いタイトルの件についてお話していきます。
主に裏声のトレーニングをしっかりと行っていきましょうと指導することが多いのですが、そういった場面で「どの音域でトレーニングしたらよいのでしょうか」と。
これは生徒さん個人個人によって回答が変わるわけです。
トレーニングを始めたての生徒さんが出せる音域は一人一人違いますから、これは一人一人に向き合う必要があります。
基本的によく行われるのは裏声のトレーニングが多いので、ここからは裏声のトレーニングという前提でお話しますね。
今の生徒さんでは高くて全く出ない音や低くて全く出ない音、ここをしつこくトレーニングするということはあまり行いません。
①出せる範囲で出します。
②そしてそこから安定して出せない領域
③いつもは出ない音にアプローチ
こういった流れが良いと考えております。
大事なのは②です。
安定して出せない領域、
例えば長めに伸ばすことが出来なかったり、出る時と出ない時があったり、弱かったり、音程がぶれてしまったり、地声が入ってしまったり等、状態は様々ですが、こういったエラーが出てしまう音域をしっかりと安定して出せるように強化していく、
そうすると、③のいつもは出ない音が出るようになったりしていきます。
そして裏声のトレーニングでこの安定して出せる領域を広げていくと、伸展のコントロール力が上がっていくわけです。
ですから、みなさん自宅で練習される際は、この②、安定して出せない領域の強化、を意識して練習して頂ければと思います。
こういった音程を意識せずに、モノマネをすることで強化していく等、トレーニング方法は様々です。
音程を意識しない方が効率よく鍛えられる場面もありますから、トレーニングの内容によって攻め方が変わることもあります。
また、いつもは低い音ばかり攻めているから、今回は高い音を攻めよう!等、これもまたバランスよく行っていくことが大事です。
少々話が広がりすぎてしまいましたが、トレーニングの内容であったり個人のレベルに応じて攻める音程、音域というのは変わってきますので、頭を柔らかくして、バランスよくトレーニングを行っていきましょう。
以上、ボーカルスクールDivaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐でした。