【お悩み相談室】第6回 歌う際の姿勢と声の関係性について
みなさんこんにちは、Divaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐です。
本日は先日ご質問がありました、「顎を上げて歌うのはダメなんですか」という質問について回答させていただきます。
結論から申し上げますと「ダメではないと思いますが、トレーニングを行えば顎を上げずとも歌うことが可能になります。」
この歌唱法についてはトレーナー等の指導によって身に着いたものか独自に感覚的に身に着けたものかは人によるかと思いますが、姿勢によって声を出しやすくしているのですね。
簡単に説明しますと、これはオトガイ舌骨筋という筋肉を活発に動かすことで、舌骨を前方に、そしてそれに伴って甲状軟骨が前方に動き、声帯が伸展、より高い音を出すと、こういう流れになっている方が多いと考えられます。
「高い声出るならそれでいいじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは本来の声帯を伸展させる機能とは違ういわば裏技のようなもので、同時に閉鎖筋群が活発に働き、声帯を傷付ける要因となってしまう場合があります。
これについて良し悪しを判定するつもりはありませんが、私は可能であれば1人でも多くの声を使った芸能に携わる人々に長い現役生活を送っていただきたいと考えているので、可能であればこれにばかり頼るのではなく、自在に喉を操れるようになって頂きたいと思います。
ですので、私個人としましては、トレーニングを行って、顎を上げずとも歌えるようになって頂きたいと、こう考えているわけですね。
では本日はここまでとさせていただきます。
以上、Divaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐でした。