ボーカル教室 Divaluxe 渋谷校

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【お悩み相談室】第5回 裏声を出すのが恥ずかしい

みなさんこんにちは、Divaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐です。

 

本日は裏声を出すのが恥ずかしいという悩みについて、お話していきたいと思います。

 

男性の中には「裏声を出すのが恥ずかしい」という方がいらっしゃいます。

 

全く恥ずかしいと感じない方からすると、何が恥ずかしいのかが全く分からないと思います。

 

ですが、「ふわふわしている声なので男らしくない」「裏声は女性の出す声」と強いジェンダー意識を持っている方は恥ずかしいと感じる方がいらっしゃるのです。

 

男性らしい声は低い声、女性らしい声は高い声、という認識を持っている方は多いかと思いますが、強いジェンダー意識に縛られるほどこの認識は強くなります。

 

しかしこと発声、芸能においてはこのジェンダー意識は主に喉の機能に制限をかけてしまう場合が多いです。

 

分かりやすい表現にしますと、ポップス歌唱、ロック歌唱をしたい方でトレーニングをしたいと悩む方に多い悩みは、「高い声を出したい」です。

 

ここでジェンダー意識の話に戻りますが、高い声というのは女性らしい声、というジェンダー意識があるとお話ししました。

 

この意識があると、高い声は男らしくない、特に裏声はその中でも男らしくない、という方向に意識が働き、裏声で出そうとしなくなります。

 

ことあるごとに裏声の機能は声帯を進展させるもの、音程を取るために必要、高い声を出すのに必要不可欠、といった話をしてきました。

 

ジェンダー意識を強く持ちすぎると、こういった弊害が出てしまうのですね。

 

男性と女性で喉に備わっている筋肉が違うわけではありません。

 

ただ喉の使い方に違いがあるだけです。

 

この部分をよく認識し、「裏声は男らしくないから」という思考回路に陥らず、

 

自由な喉を手に入れるためにトレーニングしていきましょう。

 

以上、Divaluxe渋谷校インストラクターの渡邊汐でした。